
出展:千葉県芝山町ホームページ
空港の機能強化とともに発展する街並み
芝山町は今年町制施行70周年を迎えます。芝山町の歴史は成田空港建設の歴史とともに歩んできたと言っても過言ではないでしょう。過去さまざまな出来事を経て、現在に至るまで多くの苦労があったことは周知の事実です。
令和の現在になり、アジア諸国の経済発展による競争の激化や世界的な航空需要の増大など成田空港を取り巻く環境は厳しいものになってきています。そこで空港に2つある滑走路のうち、2500mのB滑走路を1000m延伸、3500mのC滑走路の新設、さらに第1~第3に分かれているターミナルを一本化(ワンターミナル化)するという計画が進行しています。予定としては滑走路の稼働は2028年度末頃、ワンターミナル化はステップ1~3と進められ2030年代後半頃を目指しているようです。
芝山町にも大きな影響のあるこのプロジェクトに対応すべく、町内3か所で住宅拠点の整備が進められています。そのひとつがこのパースにある川津場地区です。
「田園型居住地」って?
町のホームページをみてみると、この川津場地区は『「田園型居住地創出拠点」として整備を進めます』と書かれています。ズバリそのテーマとは「農」なんだそうです。田畑に囲まれた土地で自らも就農を目指してみよう、という目的を持った方にはもってこいの場所になりますね。芝山町の基幹産業は「農業」ですから、もしちょっとハードルが高いなぁと思っていても、いろいろアドバスしてくれる諸先輩方もたくさんいらっしゃいますから安心です。
とは言いつつこの場所、町の最西部にあり近隣には「セイミヤ」「ベイシア」といった大型スーパーと「ウエルシア薬局」が徒歩圏内にあり、成田市と富里市にも隣接しているため生活するには非常に便利な場所にあります。
ここは空港拡張の集団移転代替地と官民連携の事業開発エリアがあり、後者の開発事業社はユーカリが丘の街づくりで有名な山万株式会社と光陽株式会社が進めています。予定では、一般住宅で110戸、集合住宅も2戸の町内では大規模の居住ゾーンが生まれ、その波及効果でおいしい食事処やおしゃれカフェなんぞできたらうれしいなと今から期待しています。
ただ、やはり生活の「足」は自家用車となるため、ターゲットは若年ファミリーからセカンドライフをスタートする夫婦とかになるかな。現在、町中を走るバスはあるため、その交通インフラが今後整備されることを願います。
空港関連事業に携わる人はもちろん、マイルドな田舎暮らしを始めたいスタートアップ企業の方々、ぜひ一度視察に来てみてはいかがでしょうか?
現在はまだこんな感じです↓
1.土地造成規模など
造成地 :千葉県山武郡芝山町岩山2301番地-1 他
敷地面積:39,886.16㎡
主要用途:戸建て住宅、集合住宅、店舗・事務所、集会所
計画戸数:一般住宅110戸、集合住宅2戸、沿道利用4戸、集会所1戸
2.設計・管理・施工
事業主 :山万株式会社
設計・管理・施工:光陽株式会社
3.スケジュール
着工予定日:2024年4月9日
完了予定日:2025年12月26日
分譲時期 :2026年(予定)
ー「山万株式会社」HPニュースリリースより抜粋ー