日本で唯一のはにわ博物館 

日本で唯一のはにわ特化型博物館

日本の総遺跡数は約47万、その中で千葉県は兵庫県に次いで全国第2位の遺跡県なのです。古墳・横穴の数も約1.3万基で全国第4位とたくさんのいにしえ人が生活してきた足跡が県内各地に残っています。(文化庁:令和3年度周知の埋蔵文化財包蔵地数より)

芝山町は千葉県内でも有数の古墳密集地で、精巧で造形美に優れたはにわが出土されています。そんな町内には日本で唯一のはにわに特化した「芝山古墳・はにわ博物館」があります。

 

博物館の入口の横には背高の「武人」のはにわがお出迎えしてくれます。そして入口はまさに古墳の内部にググッと誘われる、例えるなら浦安にあるあの施設のようなワクワク感がありますね。

古墳時代へタイムスリップ!!

博物館内部は第1~第3の展示室に分かれています。決して広いとは言えないスペースですが、ここは「房総の古墳とはにわ」をテーマに当地域のはにわを一堂に集めて紹介されています。

ガラスケースの内部にはさまざまな時代のはにわがギュギュっと展示されており、コンパクトな館内でありながら、1体ごとじっくり見ていくと相応の見ごたえはあります。

令和6年8月に芝山古墳群である「殿山古墳、姫塚古墳出土埴輪」が国の重要文化財の指定を受けました。約1500年くらい前のご先祖さま達がどんな思いを抱きながらこのはにわを作っていたのかを考えながら見ると、非常に感慨深いものがあります。また、ちょっと見方を変えて見てみると、三角帽子にあごひげ、サイドに結わいたヘアースタイル、全体的にボトムフレアーなフォルム、何かオシャレじゃないですか?または全くもって個人的意見ですが、北欧のバイキングのようにも見えるような気もします。各体少しづつ表情も違い、じっくり見ていると温かみや頼もしさを感じ、こちらに何かを語りかけてきているような錯覚さえ覚えます。ともあれ、間近でじっくりとはにわ達と向き合ってみることを私はオススメします!

また、はにわ博物館をはじめ、芝山仁王尊、門前の旧旅籠、芝山公園、旧藪家住宅、山中古道などの周辺一帯を「ヒストリーパークしばやま」と銘打ち、そこを活用推進してゆく団体も昨年発足されました。そこでは貴重な文化遺産を広く知ってもらうために月に1回程度のガイドツアーをはじめ、さまざまな活動も随時行っています。詳しくは以下のインスタグラムをチェックしてみてください。

 


ヒストリーパークしばやま活用推進協議会 https://www.instagram.com/historypark_shibayama?igsh=eWszeTFwNGFleG1p

 

芝山町立芝山古墳・はにわ博物館 https://www.haniwakan.com                                                       

  • 千葉県山武郡芝山町芝山438-1 
  • TEL 0479-77-1828
  • 開館時間 9:00~16:30  月曜休館(月曜日が祝日の場合はその翌日)年末年始
  • 一般料金 大人200円 子供100円(中学生まで)
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